「海外進出」
このブログのカテゴリーの一つでもある海外進出について今回話しをさせていただこうと思いますね。
海外進出 海外移住 結構考える方も多いと感じますし それなりにいろんな情報も散見されます。
日本では考えられないような庭付き、プール付きのお家なんていう生活はある意味憧れがある、理解できます。
今のコロナ禍の中 リモートワークが進化するなら海外移住は一つの選択肢にはなり得る。
新たなサプライチェーンの開拓で海外進出を、もあるかもしれない。
が それには必要なことがあります。
最低限英語は日常会話レベルが必要、ということです。
ビジネスにせよ プライベートにせよ。
通訳を雇えば大丈夫だよね、というご意見もあるかと思いますがそこに実は落とし穴があります。
先ず雇われた通訳が中々その細かいニュアンスを伝えるのは難しいことであり その言葉にある背景を知らない人間がどこまで伝えることが出来るのか、には限界があります。
このことを理解した上でそれを補填できるだけの資料であったり ビジュアルを用意する必要性が生じます。
それを事前にその通訳に理解させる一手間を大事にしてください。
大体の会社はここを疎かにします。
ともう1つがこの通訳の見極めです。
通訳の中にも 鋭い感性のある方も全くない方もいます。
相手がどう言っているのか、だけでなくその質問の奥に潜むものまでを察知できる方。会社の中とそれは同様です。
出てくる結果は自ずと変わります。
だからその人材を得ることは、探すのは重要な事ですし 当たり前の事です。
これはいろんな海外でプロジェクトに参加させていただいた私の本音であり正直なところです。
基本的に海外においては当然のことながら先ず文化、風習が日本とは異なります。
イスラム教、キリスト教、ヒンズー教等 様々な宗教的な違いからくるマナーであったり ビジネス形態も変わります。
そこに日本風なビジネススタイルは持ち込めないし 暗黙の了解、阿吽の呼吸などは望むべきでもありません。
貸し、借りという感覚さえ持つべきではないし この1回において、というものを確立させておくべきであり そこが望めないならそこは早々に引き上げるべきです。
長々と交渉する必要性はありません。
二、三回あれば大体の感触は掴めるはずですし そこで今後も時間をかけるか、否かの決断がある程度できるのが通常です。
が何故か引っ張る会社も多いのが実状です。
私からするならその時間と手間は無駄です。
簡潔でいい。
海外進出が上手くいくかどうか、の鍵はパートナーに恵まれるか、どうかでほぼ決まります。
肌合いというのは国内であろうが海外であろうが存在します。
上手くはまるか、はまらないか であり はまらないパートナーと付き合う必要はない。引っ掛かる部分があるならそこはこだわりを持つべきです、例え小さな部分だとしても。
何故か日本の中では上手くやっている会社の方々が海外に出てくると違う顔を見せる、というのを見かけます。
日本でミーティングをした際の印象と海外での現地パートナーとのミーティングの際の印象が全然違うといったものですが。
全ては駆け引きの中にあり その一瞬の中での最適な解を求められます。
相手の興味をどう惹くのか、その一点です。
この相手と組みたい、と期待させる何か、思わせる何か。
そこが上手くできればある程度自分達のペースに持って行ける確率は高くなりますから。
要は海外でありながらもいかに自分達の土俵にのせるのか、の視点は失わない、ということであり そういった中にも相手の文化、風習に敬意を払いながら自分たちに合ったやり方を模索していく努力を双方が行う、その価値観の共有ができるか、どうか ここまでがスタートラインの目標であり そこが見えるならそこからのステップアップ。
焦る必要は無いし そこに過ぎた期待も必要は無いし持つべきでは無い。
ここでも同じ 自分たちの土俵でのスタイルは変えない、である。
「急ぐと見えるものが見えなくなる。」
これは昔からいい古された一つの言葉。いろんなものが含まれている。
確かにそうだな、と思わされます。
人生の中でのイロイロある選択肢。
こういうのもありじゃないですか、今は。
という提案の一つ。
またプライベートとして海外移住というのも挙げようと思います。
良かったらまた覗いてみてください。
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